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【Proxmox VE 8】RAID0(mirror)って本当に片方壊れても平気なの?【レイド】

こにちわ。
今日はこちらのSSD
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引っこ抜いていきたいと思います。
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※よい子は真似しないでね

概要

 今回はProxmox VEを突っ込んだマシンでRAID1を組んでいる前提で、「じゃあ本当に片方のストレージが消滅しても生きてるのか?」っていうのを検証してみる。
理論上当たり前のことを言っているだけだが、「本当に大丈夫なの?」って。よし、実際に抜いて確かめよう!(アホ)
ちなみに今の環境。NAS作ろうとして、いろいろあって断念したためproxmox突っ込んで動かしてる。ケースに入れたい
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Proxmox VEとは
Proxmox VE (Proxmox Virtual Environment, PVE)は、オーストリアのProxmoxサーバソリューション社が開発した[2]仮想環境構築に特化したLinuxディストリビューションである。
だそうです。Wikipediaによると。
最近流行りのProxmox VE(proxmox)は、まあ1台のマシンにこれ突っ込んでおけば、proxmox上に仮想マシンをジャンじゃか建てられるよ~って代物。
WindowsとUbuntuとMacを共存してもよし、Ubuntu Server的なの大量においてサーバ乱立させるもよし、グラボをパススルーしてWindows内でゲームするもよし。
動かすだけのスペックは当然必要だが、まあVM(Virtual Machine)という形でOSを突っ込んでいろいろできる。
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今回VMが二つだけちょろっと動いてるまだ使い始めたてのこの機会に検証してみる。
RAID0(ミラーリング)
 これらのVMを管理するために、もちろんSSDやHDDといった記憶媒体に記録する。
そういった時、記憶媒体二つ使って、その2つに全く同じデータを保存しておくとどちらか壊れても生き延びることが出来る素晴らしいシステム。
本当にそうか?
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 同じデータを保存しているとは言え、起動中に抜いたらブラックアウトしちゃったりするんじゃあないの・・・?
だが、SSDといえば突然死が代名詞(と個人的に思っている)なので、起動中に認識しなくなっちゃってというのは当然あり得る。
突然死が代名詞って韻踏んでておもろいな
とにかく、二つの記憶媒体に全く同じデータを保存し、片方壊れても大丈夫なら本当か試してみろよってところ。
検証していきます。

SSD引っこ抜いちゃう

 実際にVMが稼働しており、proxmoxが動いている環境で一台が突然死したという想定で、一台稼働中に引っこ抜いてしまいましょう。
一応元のディスク構成はこれ
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分かりにくいーーけど、メイン用のM.2 SSD一枚と、そのしたに同じSATA SSDが二枚刺さってるよ。(この記事ではM.2とSSDで呼び分けしてるよ)
image3.png
データ保存用プール、ミラーリング構成でSSD二枚使っているよ。
ニコ動民なら大体見たことはあるであろうこの動画くらいでしかストレージ外した時の挙動なんて見たことないだろうからね。楽しみだね
!警告!
これは私の2,700円SSDでテキトーにやってることなので、当たり前だけどみなさんは真似しないでね
これによって書き込む不良起こして、SSD二つともお陀仏になったとかなっても知らんからね。何が起きても自己責任。
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↑これね。fanxiangとかいう聞いたこともないメーカーの奴だよ。
メイン機はKIOXIA使ってる。東芝の子会社?だっけ。
結果
 稼働中に・・・抜いてしまった!!!
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さてさて、proxmoxを見ると・・・ちゃんと動作はしているようだ。
ストレージプールの状態を確認してみると、
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DEGRANDED(劣化)だそうだ。よく見ると、sdb1のHealthは「REMOVED」となっている。だがマシン自体は動き続けているようだ。
proxmoxはM.2に置いているので、SSDにおいてあるVMの挙動を確認してみる。
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VMの片方にUptime Kumaという死活管理ツールを突っ込んでいた。
これのWebGUIを見たが、普通に生きてる。生きてるじゃあないか!
差しなおしてみたら
差しなおしてみた。起動中に差すのも結構何起きるか分からんのでやめようね・・・。
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image8.png
HealthがONLINEになった!!
無事復活してるね。
スキャンの項目になんか書いてあるから見ると、「resilvered」って書いてある。直訳したら「再銀化」「銀メッキをかぶせる」みたいな意味があるんだけど、仮想化分野では「再同期処理」のことを表すらしい。
というわけで、SSDを差しなおしたら、差分があるかスキャンして同期処理を自動でやってくれた、ってことみたいだね
復旧完了!

過信はダメ。

2台を繋げて片方死んでも稼働し続けられるのは素晴らしいけど、万が一、これに数時間とか気付かず同時タイミングで両方壊れたら結局お陀仏。
3台とか4台とか使っても万が一はあるし、バックアップとったりして自分なりの防衛策は考えましょう。
1度全データ吹き飛ばした学生からの助言。
あと、ソフトウェア的に破壊されると、破壊されたデータが結局2台とも書き込まれることになるので、それも注意。
私は、ポート開放を不用心にしていたせいかファイル暗号化されたことがあるので。(Ubuntu Desktopだったんだけどねえ)
以上!
追記
SSDを差しなおしたら普通に認識したが、これはマザーボードのSATAポートのホットプラグ機能かも。
デフォルトで有効になってたかは分からないけど、古いマザボとかこれに対応してないものだと再起動するまで復帰しないかもしれないから一応。
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